一年ぶりに本が

研究室に増設用本棚も届き、新しいMacも届いて、ようやく落ち着いてきた。まだすべての本を片付け終えたわけではないけれども、必要なものを見つけるのに段ボールをいくつも開ける必要がなくなったのはとても嬉しい。このように使いやすい状態になったのは、よく考えてみれば一年ぶり。昨年度は前の職場で耐震改装の引っ越し(春)があり、戻り(秋)があるのが分かっていたのでその間はできるだけ箱を開けないようにしていた。おかげで原稿などを頼まれると非常に苦労した(あんまり書いてないけど)。せっかく本を箱詰めしたこの機会にと応募した新しい職場への異動(転職)が決まると、今度はその引っ越し(春)のことを考えて、改装後に戻った研究室でもなるべく箱を開けないようにしていた。おかげでまたもや原稿には苦労した(やっぱりあんまり書いてないけど)。ようやくそのような生活から解放されつつある。となると、気分的にも落ち着いてくる。とはいえ、まだ20箱くらい開けていないけれども。

気分的に落ち着いてくると、新しい環境の良さもいろいろ見えてくる。先日、ぽっかり数時間空いたので、大阪ニコンプラザで開かれていた写真展に行ってきた。その後はスケジュールが詰まっていて、その機会を逃すと行けなくなるだろうと思ったので。都会に移ってきたためにこういうことができるのは嬉しい。おかげで手元の写真集でしかみたことのなかった森山大道の『大阪』の写真をいくつか見ることができた。やはり大きく焼かれたものはいい。写真集に比べて中間調のグレーが綺麗だった。井上青龍の『釜が崎』の写真も初めて見た。

都会に移ってきてもう一つ嬉しいのは、帰りに本屋に寄ることができること。いつも寄るというわけではないけれども、気が向くとちょっと寄れるというのがいい。もちろん熊本でも街まで行けば大きな本屋はあるのだけれども、わざわざ行くというのと、ちょっと寄れるというのはずいぶん違う。しかも僕の乗換駅の本屋は非常に大きくて、棚の間を流しているだけで楽しくなる。おかげで前から気になっていた写真集などを見つけ、ついつい買ってしまうのだった。

RICOH GR1s w/GR Lense 28mm 2.8, 400TMY-2