わかりにくい写真

RICOH GR1s w/GR Lense 28mm 2.8, 100TMX
RICOH GR1s w/GR Lense 28mm 2.8, 100TMX

写真展を見てくれた同僚が「普通の写真なので何が良いのか分からなかった」という感想をくれた。率直なその意見に驚いたが(笑)、なるほどとも思う。最近、コンポラ写真を題材にした論文を書いたのだが、そこに至る過程で数年間コンポラを見続けたせいがあるかもしれない。コンポラ写真とは1960年代後半に一世を風靡した日本写真の一群のことである。代表的な作家に下津孝之や新倉孝雄、牛腸茂雄などがあげられるだろう。件の論文はコンポラ写真をめぐるディスコースの分析であったのだが、それらを見ていくと、コンポラ写真については「わかりにくい写真」という語り方もあったということがわかる。とはいえ、展示した写真について、自分自身としてはわかりにくいとは思えないところが、また面白い。