オンライン授業のこと(5)WebカムとオーディオIF

いろんな大学でオンライン講義作成のマニュアルなどが急激に出来上がってきて、そのスピードに驚かされるけれども、facebookで回ってきた大阪府大高等教育開発センターチャンネル(YouTube)は比較的素朴で参考になるかもしれない。普段パワポなどを使っていない人にはちょっと難しいかもしれないけど、シンプルな感じが良い。

あと面白かったのは、ノートというか紙に書くのを録画するという極めてシンプルなもの。ベクトル解析とか全然分からないし、ビデオ1本がかなり28分と長いけど(しかもそれが3本もある)、専門性の高い内容であれば、こういうのもアリかなと思わせる面白さがある。自分ではしないけど。でも、もしかしたらデータ分析中のところを録ってみるのも面白いかもしれない。

で、いろいろ考えたのだが、対面授業の良い講義とオンライン授業の良い講義はおそらく別物だ。しかしオンライン授業の良い講義の基準が経験的に分からない以上、これまでの手持ちの資源でやるしかないわけで、むしろ対面での自分らしさが残る局面に力を入れる方が良さそうだ。となると、編集してよく見せていた映像と音声かな。あとは内容的にも技術的にも楽しみながら制作するとか。授業を有意味にするという観点からすると決定的なのは、何かを聞かせたり見せたりした後に、学生がそれらにどう応答するか、そして教員がその応答にどう応えるか、という部分だと考えられる。教材の内容やフォーマットはそのような相互作用的な文脈におかれて特定の意味をもつことになるわけで、言い換えれば、オンライン授業体験というストーリーの要素となるわけだ。ポイントは文脈化の方なので、要素は自分らしくやった方がいい。

いろいろ読んだり考えたりしたけど、社会学者としては、ようやくそういうことが分かったので、やはり好きなようにやることにした。というか、それしかできないし。

そこで講義内容のアップデートに力を入れることにして制作もしていたのだが、その前に明日の教授会がZOOMで開かれるということで、WebカメラのないMac miniでどう対処しようかを考えた。Webカメラは軒並み在庫払底だし。そこで家にある機材をあさっていたら、古いウェアラブルカメラを見つけた。以前の英国での研究時に持っていったPanasonic HX-A1H。これってとっくに廃盤だけど確かWebカメラに出来たんじゃなかったかなと思って調べるとやはり。とはいえ三脚用のアダプタがないので、本を留めるクリップに挟んで撮影可能に。しかし見かけがしょぼいなあ。

それからMac miniにはマイクもない。ZOOM F1を使うかなと思っていたら娘が使わない(安い)ダイナミック・マイクをくれた。ベリンガーのXM8500という(安い)マイク。せっかくなのでこれを使うことにして、それじゃあということで、オーディオ・インターフェースを買うことに。ベリンガーのマイクセットを買った方が断然安かったと後で気づいたが、iPadやスマホで高音質の録音もしようと思ってUSBバスパワー以外(電池)でも使えるのを探してZOOM U-22にした。

これら二つをMac miniにつないでみた。マイク用の三脚のエクステンションも欲しいが、これで何とか明日のオンライン教授会を乗り切れるはずだ。音は悪くないので、これで教材も録ってみよう。ノートPCのWebカメラとマイクよりはいいんじゃないかな。