オンライン授業のこと(11)ミラーサイトの作成

履修登録が進み、学生たちも登録した科目についてはLMSで講義のファイル等が見られるようになったので、僕の科目のファイルを見た学生から、講義ファイルの作り込みに関する感想のコメントと、各回の確認テストに関する質問が届いた。質問は受講生で共有できるように掲示板を用いている。書きやすいようにテストケースの質問をこちらで書いておいたものの、よくコメントや質問を書いてくれたと思う。これで他の人の書きやすくなったのではないかな。もしかしたら、教室で手を挙げて質問するよりはハードルが低いのかもしれない。

掲示板で質問が届いたのは、メインラインの講義ファイルとは別に、質問は掲示板に書いて欲しいと指示していて、さらに余談(?)はLMS上で作成可能なブログに載せるようにしているなど、講義の一直線の様態の他にも出来るだけ複数のラインと相互作用の機会をつくった結果である。これは学習機会の保証だけでなく、ここがどういう場であると伝えることにつながり、それを通じて彼らが感じている不安を払拭する働きを持つと思ったからだ。

大学はカルチャーセンターではないので、講義内容自体も大事であるものの、それ以上に講義が載っている容れ物が何であるかを理解させるようにしなくてはならないと思っている。こういうときだからなおさらだ。言葉にしにくいものではあるけれども、でもそれが感じられれば学生たちも落ち着いていられると思う。もちろん経済的で具体的な補助なども同時に大事だから、うちの大学でも是非それを実現して欲しいと思っている。

ところで、以前すでに僕の講義を履修したという学生から、今期もモグリで受講するつもりだったのでオンラインになってしまって残念ですというメールが届いた。重複履修は認められておらず、登録が出来ないために授業ファイルが見られないのである。なるほど、そんな需要もあるのか。こういうときでないと気づかないかもしれない。そのメールに刺激されたせいではないのだが、LMSが重くなるという事態も問題なので、ミラーサイトを作って講義ファイルを展開することにした。

とはいえ、そのままオープンな形に置いておくわけにもいかないから、コピーして移植するだけでなく、ブログサイトにパスワードをかけて、そのパスワードはLMS上のみで示すという対応をすることにした。面倒が増えるけれどもしょうがない。幸いというか、LMSでの授業ファイルの公開予定に合わせて、ブログサイトでも予約投稿という機能を使って、同期させて見られるように設定した。ブログサイトの統計情報を見ると、22日時点で登録数が180人で40名が利用、23日の履修登録締切時点で登録298人に対して80人が利用している。結構な割合の学生がミラーサイトを使用していることが分かる。このままであれば25%程度はミラーサイトを利用する可能性があると考えられるので、それに応じた対応をする必要があるだろう。

でも、登録者数が298人というのは想定より多いなあ。分布を見ると、2年生と3年生が100人ずつで、1年生と4年生が約50人ずつという感じのようだ。こういう事態のために試験を止めて課題レポートにしたからだろうか。課題レポートを298人分読むとか、あんまり考えたくないが近い未来の現実である。