オンライン授業のこと(12)iPadの画面収録を活用するTips

オンライン講義のファイル作成もいろいろな手段を試してみているが、ファイル容量のことを置いておけば、けっこう工夫出来ることが分かってきた。とはいえ、動画で一番簡単なのは、何度も話に出てくるけど、パワポに音声をつけるというもので、録音してリハーサルで時間を確認してムービー化すれば一応出来上がる。

しかし一番簡単といっても、よく考えてみれば、普段は講義本番1回で済む話を、①自分で話す ②録音後に自分で確認する ③アップロードしてさらに確認する の3回の手間がかかるわけで、労力が3倍になっていることになる。これが徒労感の原因だろうなあ、やれやれ。

パワポ動画は便利なのだが、どうしても単調になりやすい。さらに、授業スタイルとして、研究書の原典などの細かい資料を見せながら話をしたいので、スライドショーではやりにくい感じもある。ここら辺が「オンライン授業工夫沼」のはじまりだとは分かってはいるが、後学のために、パワポ動画にiPadの画面収録を活用することにした。

iPadの設定画面から、コントロールセンターを選ぶと、コントロールの追加ができるので、そこで「画面収録」を選ぶと、右上隅から下向きにスワイプしたときに、写真で赤く囲ってあるようなボタンが出現するようになる(iPhoneだと下からスワイプだと思う)。これを押すことで3秒のカウントダウンの後に画面の動きを録画してくれる。録画は写真アプリから見ることが出来る。これは3月末にアップルが公開したサポート情報で確認できる。

https://support.apple.com/ja-jp/HT207935

で、これを利用して、普段は自分の論文の修正や、学生のレポートの添削に使っているGoodNotesというソフト上で、文献を示しながら、強調点やメモを書き込むなどの作業を見せることにした。原典をスキャンして、それをGoodNotesに読み込ませて、その上にApple Pencilで線を引いたりメモを書いて行く感じである。下の動画はその一部を切り出したもの。

https://www.dropbox.com/s/wtvxu54eg0gen5t/ipadmovietest.mov?dl=0

問題はそのままだと音声が録音できないことである。それには実は隠しコマンドがあって、上の録画開始ボタンを長押しすると、録音のオンオフを決めるボタンが現れる。さらに録画後に開くソフトウェアも選べる。ただし経験的には、ここでiPadの内蔵マイクをそのまま使うのは、あまり音が良くないので、出来たらマイクは外付けが良いと思う。僕はソニーのECM-SP10という4芯マイク(つまりマイク端子のないiPadで使えるマイク)を用いている。

文献研究をする授業では、こういう手もあるんじゃないかなと思う。マジで結構使えますのでお試しを。