昆明にて(13)

Nikon D800E w/AF-S Nikkor 50mm 1.8G
Nikon D800E w/AF-S Nikkor 50mm 1.8G

旧市街、光華街。昆明篇、(多分)終了。

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昆明にて(7)

Nikon D800E w/AF-S Nikkor 50mm 1.8G
Nikon D800E w/AF-S Nikkor 50mm 1.8G

出入り口付近の頭上に大量に掲げられたこれらの旗は、おそらくタルチョだと思うのだけれども、もしそうならこういう使い方をして問題ないのかどうか、その辺が「民族村」の興味深さの一つである。あるいはこれが現代中国流なのかもしれないし、より一般的な意味で現代的といえるのかもしれない。タルチョとはチベット族の祈祷の旗のこと。経文が書かれている場合には、風ではためくと経文を読んだことになるという。

昆明にて(6)

Nikon D800E w/AF-S Nikkor 50mm 1.8G
Nikon D800E w/AF-S Nikkor 50mm 1.8G

司馬遼太郎の『街道をゆく』に「中国・蜀と雲南のみち」という一冊があり、昆明やイ族のことが書かれている(ちなみに蜀とは四川のこと)。参考になるとは思わなかったけれども、これも縁と思って行きしなに読んだところ、何故か関川夏央を読みたくなり、帰国後に買って読んだ。すると今度は夏目漱石を読みたくなって、青空文庫で『永日小品』を読んだ。『永日小品』最後の一篇「クレイグ先生」を読んでいたら、急に小島信夫の「返信」が読みたくなって本棚を探したのだが、どうも見つからない。今回のリレーはここで終わりだと思うのだけれども、きちんと終わらないと、どうにも落ち着かない。…と思い、翌日オフィスで探したら見つかった。無事終了。

昆明にて(5)

Nikon D800E w/AF-S Nikkor 50mm 1.8G
Nikon D800E w/AF-S Nikkor 50mm 1.8G

イ族のエリアの女性。彼女はこののち、他の民族衣装を着た女性たちと一緒に踊りを披露した。それはイ族の踊りというより、いろんな少数民族の踊りをアレンジして合体させたようなもの。そしてそれは「雲南映像」のような大がかりでもなく、洗練されたものでもなく、もっともっと素朴なものだった。ただしその素朴さは「民族村」表象の素朴さ、独特さを示しているとも思われた。

昆明にて(4)

Nikon D800E w/AF-S Nikkor 50mm 1.8G
Nikon D800E w/AF-S Nikkor 50mm 1.8G

水族(スイ族)のエリアで働く青年。水族の多くは隣の貴州省に住むが、一部が雲南省に居住している。比較的早くから漢族化している少数民族ともいわれているが、それとは(おそらく)関係なく、民族衣装の下からのぞくTシャツが、今の若者らしさを伝えている。