機材

Zeiss Ikon w/ VoightLander COLOR SKOPAR 21mm F4, 400TMY-2
Zeiss Ikon w/VoightLander COLOR SKOPAR 21mm 4, 400TMY-2

写真も撮ることになっている3月の調査出張に、前回の写真群との連続性も考えてBronica RF645を持っていこうと、前回と同じフィルムも買っておいたのだが、今回からはデジタルにするべきかもしれないとまだ迷っている。RF645はセミ判の割りに小さいから便利なのだが、RFなので寄れない。寄るんだったらマクロもあるし、レンズも一段明るいPENTAX 645Nという手もあるが、RF645の方がレンズシャッターなので実はブレにくい。645Nだとバウンス用のストロボもいりそう。だったらもういっそのこと、ISOが上げられて28mmだったら30cmまで寄れるD800Eにした方がいいかもしれない。場合によってはクロップすればいいし。しかしそうすると肝心の色が…うーむ。困った。写真部OBにも言われたし、やはりデジタルかなあ。

「話をする」その仕方

Zeiss Ikon w/Carl Zeiss Biogon 28mm 2.8 ZM, 400TMY-2
Zeiss Ikon w/Carl Zeiss Biogon 28mm 2.8 ZM, 400TMY-2

写真部で1年生向けに写真に関する勉強会をするというので「だったら手伝いますよ」と言っておいた。無理やり(?)入れてもらっているので、これでも少しは貢献しないとと思っているのだ。すると、何故か僕に合わせて日程が決まってしまい、「お話楽しみにしています」とかいうメールが。じゃあちょっと真面目に写真の話をしないといけないのかなあ、だとしたら基礎的な話をした方がいいのかなあ、とすると歴史とかも多少おさえておかないとなあ、などと考えている内に、文献や写真集をいくつも引っ張り出して、授業1コマ分くらいの準備をしてしまった。考えてみると、他に「話をする」やり方を知らないし。で、風邪をおして勉強会に行って、プロジェクタを使っていろんな写真集を映し出しながら、90分間まるで授業のように話してしまった。うーむ、風邪で少々モウロウとしてたので、場の空気を読めなかったけど、果たしてどうだったんだろうか…(笑)

Zeiss Ikonの調整

Zeiss Ikon w/Carl Zeiss Biogon 28mm 2.8 ZM, 400TMY-2
Zeiss Ikon w/Carl Zeiss Biogon 28mm 2.8 ZM, 400TMY-2

Zeiss Ikonの修理というか、距離計調整が終わって、手元に戻ってきた。思ったより時間がかかった(3週間くらい)が、戻ってきてホッとした。こいつがないと何か落ち着かない。それにしても、距離計調整・フランジバック調整・各部点検などという作業なのに、送料込み4200円というのはけっこう安いような気がする。儲けは出さずに純粋にサービスという位置づけなんだろうけど、コシナ、やるなあ。

テーマと方法

MGR
Zeiss Ikon w/Carl Zeiss Biogon 28mm 2.8 ZM, 400TMY-2

現在、アクタ西宮の西宮市北口ギャラリーで開催されている大学OBの写真展に数点出展させていただいている。最近わりと展示する機会が多い。そこで、どういう展示をしたいのか、ネガやベタ焼きを見ながらいろいろ考える。『ライカとモノクロの日々』の内田ユキオ氏はポートフォリオを見せてハービー山口氏にアドバイスを受けたことを書いているけれども、そこではひとつのテーマを決めてそれで撮っていくのがいいといわれたという。とはいえ、大事なのは、この「テーマ」というものを、どのように考えるかという、その方法の方だろう。いや、考えるというよりも感じるという方がしっくり来る、そういう意味での方法。仕事の合間にネガや試し焼きを眺めながら、そんなことをつらつら考える。

フラットニング

slow waves
Zeiss Ikon w/Carl Zeiss Biogon 28mm 2.8 ZM, 400TMY-2

以前は全紙のバライタを焼いても木製パネルに水張り(水に濡れた状態の印画紙をパネルに張って乾燥させることで平らにする工程)をしていたので、乾燥して丸まった印画紙のフラットニング(平らにする工程)に気を遣わなかったのだけれども、今回はバライタの四切を何枚かマットパネルで展示することにしたので、フラットニングに苦労している。カメラマンのHさんのアドヴァイスもあり、結局はズボンプレッサーを導入したのだが、まだ作業の途中。この間、生乾きでスケッチブックに挟んだら表面のゼラチンに紙の繊維が付着してしまったのでもう一度水洗したり、水洗後にガラスの上においてスポンジで余分な水分をぬぐって乾燥時の丸まりをおさえたりと、いろいろ試行錯誤した。今回あえてこういう面倒くさいことをしているのは、ここしばらく「展示性(exhibitionality)」に関する論文を読んだり、それについて考えていたので、展示に向かういくつかの工程を踏んでいる自分を観察するためでもある。

組み合わせ

an escalator
Zeiss Ikon w/Carl Zeiss Planar 50mm 2.0, 400TMY-2

久しぶりに暗室でプリントをした。昔使ったことがあるものの普段は使ってこなかった印画紙と、これまで使ったことのない印画紙の両方を、これまで使ったことのないプリント用現像液で試してみた。同じ会社の印画紙で、同じマルチグレードなのに、階調の出方に違いがあって面白かった。一方は焼き方に多少工夫が必要だが、そっちの方がタッチは気に入っている。これまで印画紙を細かく比較することもなかったし、それを意識して使うこともなかったので、しばらくはこういう感じでいろいろ試してみようかとも。次は現像液を替えてみるとか。どんどん印画紙がなくなる時代だけれども、比較的残りそうなもののなかで、ひとつ基準を作っておくのがいいかもしれないと思っている。

現像

leaves
Zeiss Ikon w/Carl Zeiss Planar 50mm 2.0, 400TMY-2

久しぶりにモノクロフィルムの現像をした。定着から予備水洗に移るときに、タンクからリールを取り出して画像が抜けているかどうか確認する瞬間が楽しい。自家現像はこのときのためにしている気さえする。最近はわりと好みのトーンが得られるようになってきた。思い込みかもしれないけれども、思い込みはとても大事。そしてまたしばらくして反省するのだ。

山崎磨きズマール

山崎磨き#1
Zeiss Ikon w/Leitz Summar 5cm 2.0, Centuria 200
山崎磨き#2
Zeiss Ikon w/Leitz Summar 5cm 2.0, Portra 400NC

今年の3月のことだが、古いライカのレンズを新宿区にある山崎光学写真レンズ研究所に修理に出したところ、予定よりもかなり早く、4月頭には戻ってきた。このレンズはそれによって、いわゆる「山崎磨き」のズマールと変貌したわけだが、いま手元にその試し撮りをしたネガがある。レンズの周辺まで使いたかったので、フィルムで行った試し撮りだ。結果を見ると、コーティングを施してくださったせいもあり、わりと普通のレンズ(笑)となって戻ってきた。コントラストは最近のレンズにとてもかなわないが、しかし階調が非常に良く出ているのが特徴といえるだろう。これはモノクロで使用した方が良さそうである。結構気に入ったので、またボチボチ使っていこうと思っている。

1周年

Mitsui Outlet Kobe
Zeiss Ikon w/Carl Zeiss Biogon 28mm 2.8 ZM, 400TMY-2

熊本から関西に移ってちょうど1年になる。といっても、残念ながら感慨にふける時間などなく、年度末なので各種研究経費の決算書類の作成などに追われている。職場が換わると書類も作法も換わるので、それに慣れるのが一苦労。以前の職場であれば、他のことを考えながら作業できていたことを、いちいち意識しないとできないのがちょっと大変。

加えて、来月半ばに開催する写真展の準備にも追われている。4月16日から20日まで、大学図書館のエントランスホールで「雲南の現在」という写真展を行うことになった。メインの写真は全紙(カラー)で18枚なのだが、それに雲南調査の説明を書き足したり、説明のための六切り用の写真を選んだりと、細かい作業が結構ある。今日は施設課の方に展示の土台にするパネルを見せてもらった。あまりに愛想がないパネルなので(笑)、暗幕か何かで覆わないといけないかもしれない。となると3時間で設営可能かどうか、ちょっと不安。それに全紙のマットパネルがまだ全部は届いていない。これも間に合うかどうか不安だなあ(笑)。

依存症対策事業が終わる

Kokura Castle B&W
Zeiss Ikon w/Carl Zeiss Biogon 28mm 2.8 ZM, 400TMY-2

3年間にわたる、といっても実質的には2年半ほどだが、地域依存症対策推進モデル事業がこの3月で終わる。地域依存症対策推進モデル事業とは厚労省が全国15カ所で進めた事業。都道府県や政令指定都市などが対象として選ばれ、2011年度までの3年間にわたって当該地域で依存症対策事業を行う予算をつけてくれるというもの。他の大きな事業に比べるとほんのわずかな予算でしかないが、これまでそのようなことが行われてこなかったことからすれば、画期的だったのかもしれない。九州のある都市の事業検討委員をやっていた僕もこの事業が終わったことで、3月初旬にあった委員会を最後に、今後は定期的に九州に行く用事がなくなった。2年間あまり一緒に議論した人たちともう会えなくなるのはとても残念だが、しかし遠いために帰りがいつも夜中だったので、その意味ではほんの少しホッとしている。

委員会では、精神保健福祉センターの職員の人たちやセルフヘルプグループの人たち、社会福祉にかかわる行政の人たちと一緒に、依存症対策のさまざまな局面について議論したが、何より感じ入ったのは、福祉行政にかかわる人たちの熱心さだった。ある人は、おそらくそこまでやれと言われているわけではないと思うのだが、アルコールに関するトラブルなどを抱えている人を関係機関につなごうと勤務時間などに関係なくいろいろと努力していた。こういう人がいるから地域行政が回ってるんだろうと思ったのだった。

僕も委員会では何度か、ハームリダクションに関連する施策についての話や、そのような施策との関係で現状をどう評価するかといった話をしたものの、あまりに状況などが違いすぎるために直接的に何かを事業化できたわけではない。そもそも僕自身、ハームリダクションを調べてはいるけれども、それを推進する立場というわけでもないし。ただ、熱心な人たちに刺激されて、こういうのがあってもいいなあという幾つかのアイデアと宿題はもらった気がするので、機会があったらそれを形にしてみようかとも思っている。オランダでもらった材料を使って。

委員会では、全員で一度は食事をしたものの、飲み会はしたことがなかった。機会があったら一度ゆっくり飲みたかったなあ、もちろん断酒会の方もいたのでそれは無理だと分かっていたけれども。それが最大の心残りかもしれない(笑)。