思ってたよりもずっと

RICOH GR1s w/GR Lense 28mm 2.8, 100TMX
RICOH GR1s w/GR Lense 28mm 2.8, 100TMX

ゼミの学生たちが、思ってたよりもずっと、真剣に自分のレポートのことを考えてくれていたことが、今日の個人相談企画で分かって、とっても嬉しい。個人相談、というより相談を希望する6人ほどが研究室に集まってお茶会に近い感じだったのだけど、それは院ゼミでも同じなので全然OKで、それより何よりレポートもしくは論文を書こうと思って本を読んでいるのに感想しか浮かばない苦労とか、やる気はあっていろいろ考えているんだけどやり方がよく分からない苦労とか、もちろんそのままではいけないのだけれども、どの話もきちんと気持ちが入っていてとても嬉しかったです。もちろん知っていることはきちんと教えます。お互い頑張りましょう。

広告

年末の買い物経路

RICOH GR1s w/GR Lense 28mm 2.8, 100TMX
RICOH GR1s w/GR Lense 28mm 2.8, 100TMX

子どもの誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントを買いに行くシーズンになって、主に模型店などを中心に回るのだが、最近では(昔からか?)そういった子ども用の模型の値段まで店によってまちまちで、小さなものを一つ買うのにもそれを加味して回る経路を設定しなくてはならず、なかなか面倒くさい(高く買うと家人からクレームがつく)。ガソリン代や手間賃などを考えるとネットで買うのがおそらくはトータルで最もエコノミーな方法だと思うのだが、欲しいものをその場で一緒に見つけるという子ども自身の体験も大事だと思うから(その過程を観察するのも面白いし)、予定を合わせて(苦手な)買い物に回る。たいていはネットの値段を調べておいて、いくつかの店を回るのだが、最近は電気屋もおもちゃや模型を扱うようになり、経路がより複雑になる。基本的には<品揃えはイマイチだが安い店>から<品揃えは豊富だが高い店>へと移動するのだが、最後の店でも好きなものが見つからないと、かえって代替品が高くつく可能性があって、なかなか経路設定が難しい。世のお父さんたちはどうしているのだろうか。

新酒その2

RICOH GR1s w/GR Lense 28mm 2.8, 100TMX
RICOH GR1s w/GR Lense 28mm 2.8, 100TMX

新酒シーズンであるのに結構忙しくて蔵めぐりができない。とはいえ、いつもの地元の二軒には新酒を買いに行くことは忘れない。福寿を作る酒心館は先日蔵開きが行われていて、新酒もいいけど樽酒が美味しかった。生ばかりが良いわけではない、というか本来は寝かせてこそ日本酒ということなのだろう。とはいえ、もちろん新酒には新酒の魅力があって、同じく地元の泉酒造では先週から琥泉の純米無濾過生原酒が出ているので、早速買いに行く。開封したらその日に飲みきらなくてならない生なのだが、もちろん美味しくてその日に飲みきってしまった。来月には仙介の特別純米が出ると受付のお姉さんが言っていた。次回はそれだろう。

新酒

RICOH GR1s w/GR Lense 28mm 2.8, 100TMX
RICOH GR1s w/GR Lense 28mm 2.8, 100TMX

ノーベル賞の晩餐会に出されたという報道ですっかり手に入りにくくなってしまった地元・福寿の純米吟醸だが、先日ようやく販売が再開された。新酒の販売が見込めるこの時期になって貯蔵分から出しているのではないかという噂もあったが、どうやら新酒のよう。貯蔵分だったら熟成されているだろうし、むしろうれしかったのだが少々残念。とはいえ、馴染みの方から聞くと、味がのってくるのはもう少し先かもしれないということで、数本買って正月に開けようと考えていた。正月あたりに買うというのが本当はいいのだが、それまでに売り切れてしまうので、先に買っておかなくてはならないというのが、なんとも。まあ冷蔵庫で保存すればいいかと思っていたのだが、今夕ランニングから帰ってみたら、嫁さんがすでに開けて飲んでいた(笑)。しかしもらってみると、非常に美味しい。こうなったら早く開ける分と保存しておく分と、別々に買っておかないとならないかもしれない。が、そのためには冷蔵庫がちょっと狭い。まさかこっちを買い換えるわけにはいかないし。

ファインダーの快楽

RICOH GR1s w/GR Lense 28mm 2.8, 100TMX
RICOH GR1s w/GR Lense 28mm 2.8, 100TMX

久しぶりにZeiss Ikonを持ち出した。お供はPlanar 50mm 2.0ZMにTMAX 100。Zeiss Ikonは距離計すなわちレンジファインダーの再調整が済んで、非常に明るいファインダーの中で、二重像がピッタリ合う。ごく自然にスッと合うと撮っていて気持ちいい。撮ってる間にどんどん撮る気になる。いろいろカメラを使ってきたし使っているが、結局はファインダーの気持ちいい機材が自分にとっての愛機であり現役だ。こればかりはデジタルにはない快楽だろう。なので、次回はやはりNikon F3かな。。

わかりにくい写真

RICOH GR1s w/GR Lense 28mm 2.8, 100TMX
RICOH GR1s w/GR Lense 28mm 2.8, 100TMX

写真展を見てくれた同僚が「普通の写真なので何が良いのか分からなかった」という感想をくれた。率直なその意見に驚いたが(笑)、なるほどとも思う。最近、コンポラ写真を題材にした論文を書いたのだが、そこに至る過程で数年間コンポラを見続けたせいがあるかもしれない。コンポラ写真とは1960年代後半に一世を風靡した日本写真の一群のことである。代表的な作家に下津孝之や新倉孝雄、牛腸茂雄などがあげられるだろう。件の論文はコンポラ写真をめぐるディスコースの分析であったのだが、それらを見ていくと、コンポラ写真については「わかりにくい写真」という語り方もあったということがわかる。とはいえ、展示した写真について、自分自身としてはわかりにくいとは思えないところが、また面白い。

写真だらけ

RICOH GR1s w/GR Lense 28mm 2.8, 100TMX
RICOH GR1s w/GR Lense 28mm 2.8, 100TMX

最近はあまりカメラを持ち歩かないのだが、かといって写真に飽きたというわけでは全然なく、むしろ歩きながら「これって写真だよな」という視界に出会うことは以前よりも楽しい。そういうとき、カメラを持ち歩いていれば撮る場合もあるのだが、カメラがないならないで、「あー、こういう感じかなー」などと意味不明につぶやきながら、それを眺めてしばらく楽しんだのち、また歩き始める(場合によっては、走り始める)。「こういう感じかなー」の「こういう」のは、たいていはかつて見た写真だったり、それから触発されたイメージだったりする。なんかだんだん「世界は写真だらけなんじゃないか」などと思い始めたりもしている。

機材

Zeiss Ikon w/ VoightLander COLOR SKOPAR 21mm F4, 400TMY-2
Zeiss Ikon w/VoightLander COLOR SKOPAR 21mm 4, 400TMY-2

写真も撮ることになっている3月の調査出張に、前回の写真群との連続性も考えてBronica RF645を持っていこうと、前回と同じフィルムも買っておいたのだが、今回からはデジタルにするべきかもしれないとまだ迷っている。RF645はセミ判の割りに小さいから便利なのだが、RFなので寄れない。寄るんだったらマクロもあるし、レンズも一段明るいPENTAX 645Nという手もあるが、RF645の方がレンズシャッターなので実はブレにくい。645Nだとバウンス用のストロボもいりそう。だったらもういっそのこと、ISOが上げられて28mmだったら30cmまで寄れるD800Eにした方がいいかもしれない。場合によってはクロップすればいいし。しかしそうすると肝心の色が…うーむ。困った。写真部OBにも言われたし、やはりデジタルかなあ。

「話をする」その仕方

Zeiss Ikon w/Carl Zeiss Biogon 28mm 2.8 ZM, 400TMY-2
Zeiss Ikon w/Carl Zeiss Biogon 28mm 2.8 ZM, 400TMY-2

写真部で1年生向けに写真に関する勉強会をするというので「だったら手伝いますよ」と言っておいた。無理やり(?)入れてもらっているので、これでも少しは貢献しないとと思っているのだ。すると、何故か僕に合わせて日程が決まってしまい、「お話楽しみにしています」とかいうメールが。じゃあちょっと真面目に写真の話をしないといけないのかなあ、だとしたら基礎的な話をした方がいいのかなあ、とすると歴史とかも多少おさえておかないとなあ、などと考えている内に、文献や写真集をいくつも引っ張り出して、授業1コマ分くらいの準備をしてしまった。考えてみると、他に「話をする」やり方を知らないし。で、風邪をおして勉強会に行って、プロジェクタを使っていろんな写真集を映し出しながら、90分間まるで授業のように話してしまった。うーむ、風邪で少々モウロウとしてたので、場の空気を読めなかったけど、果たしてどうだったんだろうか…(笑)

スタイケン写真展

Canon III w/Leitz Summaron 3.5cm f3.5
Canon III w/Leitz Summaron 3.5cm 3.5, 400TX

とんぼ帰りの東京出張だというのに、無理やり時間を作って世田谷美術館で開かれているスタイケンの写真展に行ってきた。基本的にヴォーグとバニティ・フェアのために撮った写真の展示なのだが、最近モダニズム写真に興味があるので見に行った次第。本当は彼自身の写真よりも彼のキュレーションによる「ザ・ファミリー・オブ・マン」なんかが見たいのだけれども、ルクセンブルグに行く用事がない。で、どうだったかというと、気に入ったのもあったけど、全体的には微妙(笑)この頃のフィルム感度は低かったんだろうなあと思わされることもしばしば。有名人を撮ったものよりも、物を撮ったり、スナップ風のものの方が良かったり。でもフライヤーになっているグロリア・スワンソンの写真は確かに良かった。