CANON SERENAR 100mm F4 Type I オールドレンズはガラスの材料やコーティング、レンズの枚数のために最新のレンズとは違った描写になる傾向が強い。オールドレンズ愛好家はそれらの描写がとても気になるらしい。このレンズはある意味最もシンプルなトリプレット(3群3枚)のようで、抜けが良くすっきりした画だ。ただし、モノクロ時代(戦後直後)のレンズであるために色の調節が行われておらず色が薄い。まあ最近はカメラの描画設定をヴィヴィッドにすればいいのだけれども。それよりもフォーカスリングの回転角が大きいのがちょっと困る。でもこのすっきり感は捨てがたい。
